漫画紹介「蒼天航路」

皆さんこんにちは、しじゃんのかずきですm(_ _)m
前回の自己紹介から始まり二回目ですが、今回は是非ともおススメしたい漫画がありますのでそちらをご紹介したいと思います。
タイトルを「蒼天航路」と言い、1994年から2005年にかけて週刊モーニングで連載された三国志の英雄の1人である曹操を主人公にその生涯を描いた歴史漫画です。元々歴史が好きで色々なジャンルの歴史漫画やドラマを見たりするのですが、高校生の時にこの本と出会ってから早8年程経ちますがその中でも未だにダントツで好きな歴史漫画個人ランキング1位の座に君臨しています。
ブログを書く時は先ず最初にこれを書きたいと思っていたので多少熱が入るかも知れませんがご了承下さい(⌒-⌒; )

前置きが長くなりましたが、先ず三国志といえば正史と演義に分けられますがこの作品は正史に沿りながら所々に演義の面白さを取り入れており、作者自身が語っているミュージカルの様な三国志を描きたいという独特の表現と描写がより一層物語の面白さを強く引き出してくれています。

三国志における曹操と言えば悪役のイメージが強いですが、この作品では今まで根付いていた中華の常識を覆す行動が周りから悪行と捉えられてしまう事も多々あり、本人も特にそれを気にも留めておらず寧ろ堂々としている為、曹操=悪者というイメージが世の中に広まって行ってしまいます。

そんな主人公曹操ですが、この作品でも史実に残っている実際の話も相まってか  かなりハイスペックな人物として描かれています。自国の魏を三国一の大国にのし上げた軍事・軍略・政治面における手腕や屯田制の開拓、有能な人物は一度名前を聞いただけで、数万を超える人材から一瞬で顔や特徴を覚える&欲しがる等、人材登用や詩の創作、果ては建築や開発・料理、酒造まで行っています。因みに曹操が開発した酒造方法は現在の日本酒の雛形ともなっているとの事です。

又そんな曹操だけにとどまらず、劉備や孫権、呂布等その他の三国志の英雄達の視点からも物語は進んでいき、曹操が主人公の漫画ではありますが、様々な人たちがその各話の中で主人公の様であり、読んでいてかなりのボリュームがあります。

序盤の絵のタッチはかなり太目で描かれていましたが中盤以降に差し掛かるとシャープなタッチに代わっていき、一コマに入る人数も見易くなっています。

終盤はあまり書きすぎるとネタバレになりますが、後半は呉との駆け引きや    劉備や関羽との決戦が緻密に描かれており個人的には一番の見所だと思います。

最後に一番好きなシーンを貼っておきます

持病の頭痛が悪化する為、医者から感情をあまり出さず静かに過ごすようにと言われ怒気を発しながら反論した時の一コマです。この一言は自分の中にかなり印象に残っており、今でも自分の中に残っている大好きなシーンの一つです^^

65歳の生涯その半分以上を戦いに明け暮れた曹操の物語「蒼天航路」。

皆さんも是非興味をもって頂ければお近くの書店で探して見て下さい^^     そしてこの蒼天航路、過去に一度アニメ化もされているのでコチラから見てもかなり入り易いかも知れません。

因みに作者の王欣太さんの作品「達人伝ー9万里を風に乗りー」が漫画アクションにて只今連載中です。こちらは三国志より遥か前、紀元前の中国春秋戦国時代を描いた作品で、秦の始皇帝が生まれる少し前のお話です。コレもかなり個人的に響いている作品なので興味がある方はこちらも是非ご覧になって見て下さい。こちらも機会があればいずれご紹介したいと思います。長々と長文でスイマセンでした(;^ω^)

それでは、今回はこの辺で失礼します(`・ω・´)ゞありがとうございました^^

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