山口県公立高校入試1次倍率発表

みなさんこんにちは!ITTO個別指導学院の平尾です。

先日2月15日に、山口県公立高校の推薦入試合格発表を受けて平成31年度山口県公立高校入試の1次倍率が発表されました。下関市での今年度の注目すべき点は、下関商業高校商業科と長府高校が昨年度よりも定員を減らしたことです。特に例年人気があり倍率の高い下関商業商業科で30名、長府高校では15名の定員削減によりどのような影響があるのかが心配されていました。

http://www.pref.yamaguchi.lg.jp/cms/a50300/index/index_sp.html

リンク:山口県/高校教育課/index

結果としては大まかに言えば偏差値50以下の高校に大きな影響が出たと言えます。下関商業では推薦合格者を除いた倍率が昨年1.5倍に対して今年度は1.8倍、長府高校では昨年1.3倍に対して今年度は1.6倍となっています。また、下関工科高校では建設工学科、応用科学工学科の倍率が高く、それぞれ昨年1.7倍、0.8倍だったのに対して今年度は2.4倍、1.3倍となっています。工科高校に関しては受験生も科の選択に対して戦略的に建設工学科、応用科学工学科を選んだ印象です。今後最終倍率ではある程度他の科にも生徒数が流れると予想されます。

それに対して進学校普通科では昨年に比べ軒並み倍率の低くなるという結果でした。まだ変動する可能性がありますので楽観視はできませんが今回の1次倍率は進学校普通科志望の生徒にとっては追い風になったのではないでしょうか。具体的には下関西高校では普通科の倍率は昨年同様1.2倍となっていますが、探求科では昨年の1.4倍に対して今年度が0.8倍、下関南高校では昨年の1.6倍に対して1.1倍、豊浦高校に関しては昨年の1.3倍に対して定員割れの0.9倍となっています。

近年高校の合併も多く、年度によって倍率による受験難易度の変化の幅も大きくなっています。ただし、今回の結果に関しては、以前より近隣の中学校の学力テストの結果の度数分布表にあわわれていた合計点0点〜100点未満の生徒数の増加がそのまま入試倍率に反映されたように思います。合併や定員削減のような外的要因に関しては現在の少子化の時代避けることができないですので、外的要因のせいにはせず、可能性を伸ばすことに注力する意識が大切だと思います。

公立高校入試まで残りわずかですが、生徒には無理の壁を取っ払って没頭して欲しいと思います。

最後に最近読んだ書籍の紹介。

キャロル・S・ドゥエック著 マインドセット「やればできるの!」の研究です。

継続・維持のための基本的な考え方の枠組みについての書籍です。本書では硬直マインドセットとしなやかマインドセットという2種類の考え方について、スポーツやビジネス、対人関係や教育についての事例を紹介しています。自分もしなやかマインドセットへの意識改革を心がけようと思いました。ただし、「マインドセット」という言葉が出過ぎ!とは思いましたが、それ以外はとても良書だと思います。みなさんも手にとってみてはいかがでしょうか?

それではまたの機会に!

受験生!頑張れ!!

 

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