新下関食堂常連様ご紹介パート2   (完結編)

やすもり読者の皆様、こんにちは。土曜日担当新下関食堂の森脇です

まずは前々回、前回に引き続き、「森脇!!!またこのネタか!!!」と真顔で鋭い角度からツッコまれそうですが、ネタとしてここまで書いたならトコトン突き抜けたいという強い想いと、また最後まで応援した事をブログに残したい想いから、今回も下関国際高校野球部の軌跡として完結編を投稿させていただきます。

前回の投稿では、準決勝で下関国際対宇部鴻城、下関商業対宇部商業の対戦があり自分的には下関国際対宇部鴻城の対戦がすごく楽しみなんです。と言う感じで終了していたので、その続きからということで、まず結果からいうと、下関国際が4対3で勝利し、もう1つの試合では下関商業が10対0(5回コールド)で勝利しました。

この試合はテレビで観ていたのですが、最後の最後にすごい展開が待っていて「高校野球ってこんなに面白いんだ」と心から思った試合でした。内容としては5回裏に宇部鴻城に一挙3点を先取されました。そのあと国際高校もチャンスはあるものの点が入らず、最終回となり「ああこのまま最低でも3点取らなければ負けてしまうとか」1人でブツブツ言いながらテレビに噛り付いていました。そしたらなんと、ヒット、ヒットと立て続けに塁に出て、期待の1年生岸田君に打順が回り、ここで1点差に追いつくヒットを打った事で完全に流れは国際に傾き、この勢いで小林君が3ベースヒットを打ち更に2点を加え逆転に成功しました。そしてその裏の宇部鴻城も最後まであきらめずにチャンスを作りましたが、逃げ切り勝利しました。という内容で見事、春季大会に続き勝利したという事になりました。

また準決勝第2試合では下関商が古豪宇部商に対して10点差でコールド勝ちするとは思いもしませんでした。ただこれで7年ぶりの下関地区の2校の対戦となり、どちらが勝っても下関市から甲子園出場が決まるという形になりました。

決勝戦は準決勝の2日後の27日(月)の予定でしたが、この日が台風接近のため28日(火)に順延となりました。

そして1日待って、いよいよ決勝戦ですが自分の応援するチームは勿論、国際高校でこの日も朝10時からテレビの前でしっかり応援しながら試合を観ていました。

さすが決勝戦という事で、両チーム緊迫した試合展開でスタートしました。ですが3回下関商業の攻撃の時に、小山君のミスから3点を先取され、4回、5回と更にミスから1点づつ加点され5対0となりましたが、6回以降は気を取り直し0点で抑え、そのまま9回となりました。

点差は違いますが準決勝と同じような展開となったので、またあの奇跡が起きる事を信じて最終回の攻撃を全力で応援しました。そして1点をとりあと4点差と迫り、更にチャンスを作りましたが、奇跡は起こらず試合終了となりました。

本当にお互い暑い中良く頑張ったと思いながらも、負けた事に対しては非常に残念な気持ちになりました。ただ負けはしましたが、国際高校野球部がここまで成長してきた背景には壮絶な道のりがあったのです。10年前に現監督である坂原監督が監督に就任したそうですが、その時の野球部は部室の外にバットが散らばっていたり、部室の窓が割れていたり、練習でも人数が揃わなかったりと、まさにルーキーズのような感じだったそうです。それでもあきらめずに野球部を立て直すんだという強い気持ちが徐々に形となり始め、規律が出来上がり、部員が集まり始め、少しづつ試合でも勝てるようになったそうです。そんな道のりを経てきたからこそ、小山君を中心とした今の素晴らしいチームに成長出来たんだと感じています。まさにドラマの様な素晴らしい軌跡だと自分は思いました。また10年前というのは実は新下関食堂がオープンした時でもあるので、本当にすごく共感するところもたくさんあるのです。

そんな下関国際野球部が来年必ず甲子園出場を果たせるように、今まで以上に深く関わり合い、新下関食堂スタッフ全員、選手たちの力になっていきます。

最後に今回で引退となる3年生の選手の皆さん、特に小山君と木村優輝君、本当にお疲れ様でした。自分は高校野球を見てこんなに感動したのは初めてだったので、ずっとこの時の感動を忘れません。これからどういう道を進んでも持ち前の明るさと精神力で頑張って下さいね。

そして読者の皆様3回も同じネタで投稿してしまいすみませんでした。

次回は違うネタでいきますのでまた宜しくお願いします。

新下関食堂ショップコンセプト

これからも地域の安心安全な食堂目指して、努力を楽しんで参ります。

では今回はこの辺で失礼します。